KIMA
𝒖𝒏-𝒃𝒊𝒓𝒕𝒉𝒅𝒂𝒚 誕生日ではない日をおめでとう
𝐃𝐀𝐓𝐄
2023年 11月 15日 (水) – 19日 (日)
𝐕𝐄𝐍𝐔𝐄
Daikanyama Hillside Terrace Exhibition Room
𝐓𝐈𝐌𝐄
11/15 | 12:00 - 20:30, 11/16 - 18 | 10:00 - 20:30, 11/19 | 10:00 - 19:00
韓国のソウルにあるギャラリーLUV contemporary artは、代官山ヒルサイドテラス「Exhibition Room」で韓国の作家キマの個展≪誕生日ではない日をおめでとう≫を開催する。今回の展示はキマの東京での2回目の展示となる。キマは日本、台湾、韓国、香港などアジアだけでなく世界各国のファンから支持されている。今回の展示では「キマワールド」と形容されるほど無限の想像力に満ちた世界観を有する新作20点余りを公開する。 花の香りほのかに漂う庭園のある韓屋で幼年期を過ごした。庭園の草、花、木、動物などを限りなく観察して、作家は限りのない自然の包容を元に幻想の世界を創造した。作家の童話の様な想像は時間、愛、命、音楽など多様な素材として登場する。突き出る鼻、サルバドール·ダリの「記憶の固執 」の溶ける時計の様に流れ落ちるようなウサギの耳、宇宙の星で満ちている目は作家のシグネチャー造形言語でキャンバスの中からすぐにでも飛び出すように溢れる生命力を伝える。 「ふしぎの国のアリス」のウサギたちが誕生日ではない日を祝うパーティーを開くとんでもない姿は、作家の世の中に対する態度を表しているが、それは彼女の絵画的なナラティブを理解する鍵になる。個展を訪れる観客は、キマのウサギ穴に招待されたアリスとなり、364日の誕生日ではない日を祝い、時計はあるがアラームなしで起き(No alarm)、走らずに歩くウサギ(Walking rabbit)に出会う。私たちの毎日が誕生日のように幸せであることを祈る作家の温かい筆遣いは、現実とキャンバスの時間の境界さえぼやける共感覚的美感を与えるだろう。
LUV contemporary art は2018年に始まったギャラリーで、主に現代美術を手がけている。芸術の中心地であるソウルの北村(ブッチョン)にある伝統家屋を現代的に改造したスペースで作家の世界観を極大化する感覚的な展示企画で知られている。既存の美術市場の慣例から抜け出し、「オンライン展示生中継」などのタイムリーなマーケティングを展開している。新しい美術市場の活路を開拓するなどオンライン美術市場の先駆者として注目され、多数の国内外の作家と共にシステムを構築している。芸術家の視覚言語の探求や創作環境を支援し、海外美術との積極的な連携で美術界の新しい潮流の構築に力を注いでいる。